民主的教師論とは? わかりやすく解説

民主的教師論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 00:38 UTC 版)

全日本教職員組合」の記事における「民主的教師論」の解説

教え子を再び戦争に送るな、青年よ再び銃を取るな」を綱領明記し日本国憲法教育基本法児童の権利に関する条約根ざした教育の推進教職員の生活と権利世界平和主張していることは日教組と同様であるが、教師は「聖職者でも、単純な労働者」でもなく、「民主的教育労働者」であると定義する点が日教組との違いであるとされている。「教師労働者であるとともに教育専門家である」として、労働者としての立場と、国民全体生徒のために働いているという立場を一体とのものとし、教師として責任全うしてこうとい考え方である。 綱領によれば原則的に組合員政治活動は自由であり、特定政党の支持はしないことになっている教職員経済的社会的政治的な個々政策ごとにそれぞれの政党等と政策合意することで各要求実現をはかることとされている。日教組組織内候補者として民主党社民党候補者推薦し組合活動として「選挙闘争」を行ってきた。全教このような活動を「特定政党支持」の誤り考え組合としての特定政党の支持一切行っていない。ただし、実際に日本共産党共同歩調を取る事も多く事実上共産党支持協力関係持っている。 その他、日教組や他の教職員組合労使協調的姿勢批判し続けている。また、部落差別はもはや存在しないとして「同和教育」完全終結主張し現場で反対運動展開していることも日教組と違う。日教組より、より左翼的とする意見もある。

※この「民主的教師論」の解説は、「全日本教職員組合」の解説の一部です。
「民主的教師論」を含む「全日本教職員組合」の記事については、「全日本教職員組合」の概要を参照ください。

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