残る英国人の拘留
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 10:23 UTC 版)
1940年10月1日に、日本の司法省は、7月27日のスパイ容疑者検挙事件に関連して日本で拘束された在留英国人15人のうち、10人が起訴され、うち7人が軍機保護法違反などにより有罪となり、ほかに5人を取り調べ中と発表した。このほかに日本人1人が在留英国人を支援したとして起訴され、日本人女性1人と日本人男性数被人が取調べのため拘束された。 同月2日、駐日英国大使館は、7人の英国人の刑罰が確定したと発表し、J.H.ジェームズは裁判なしで罰金500円、E.W.ジェームズとマクノートンおよびドラモンドは裁判なしで罰金200円、マイケル・リンガーは4年間の執行猶予付の禁固14ヵ月、ヴァーニャ・リンガーは罰金150円と4年間の執行猶予付の禁固18ヵ月、T.トラフォードは無罪となった。 7人は、執行猶予付となった2人も含めて全員が、裁判の終結に先立って日本から出国していた。 他の3人はなお取調中とされた。
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