歴史的民族構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/01 16:44 UTC 版)
ギリシャの国勢調査では、この地域に住むムスリムのみがアルバニア人と見なされる。1913年の国勢調査によると、総人口6万人のうち、2万5千人のアルバニア語を母語とするムスリムが当時チャメリアに居住していた。1923年には2万319人のムスリムのチャム人が居住していた。1928年の国勢調査では、1万7008人のアルバニア語を母語とするムスリムが居住していた。 1941年にファシスト・イタリアの占領下で行われた国勢調査は、正教徒のアルバニア人の数を調査した唯一の国勢調査であったが、ギリシャ側はこれを誇張されたものとしている。このときの国勢調査では、5万4千人のアルバニア人が居住しており、うち2万6千人が正教徒、2万8千人がムスリムであり、ギリシャ人の数は2万人とされている。大戦後、民族自認や言語を調査しないギリシャの国勢調査が復活し、それによると1947年にはムスリムの数は113人、1951年には127人となっている。 ギリシャのチャム人(1913年 - 1951年)年ムスリムチャム人正教徒チャム人合計うちチャム人合計人口出典1913 25,000 — 不明 59,000 ギリシャ国勢調査 1923 20,319 — 不明 58,780 ギリシャ国勢調査 1925 25,000 22,000 47,000 58,000 アルバニア政府 1928 17,008 — 不明 68,200 ギリシャ国勢調査 1938 17,311 — 不明 71,000 ギリシャ政府 1940 21,000-22,000 — 不明 72,000 ギリシャ国勢調査に基づく推計 1941 28,000 26,000 54,000 74,000 ファシスト・イタリア国勢調査 1947 113 — 不明 ギリシャ国勢調査 1951 127 — 不明 ギリシャ国勢調査
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