歴史の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 07:28 UTC 版)
「タイとカンボジアの国境紛争」の記事における「歴史の背景」の解説
詳細は「プレア・ビヘア寺院事件」を参照 両国の国境問題は、1863年フランスがカンボジアを植民地化した後、20世紀初頭にタイ(当時はシャム)の領土であった現在のカンボジア北部がフランス領に割譲されたことに始まった。その際、ダンレック山地の分水嶺が国境線と定められたが、フランスが定めた国境線とタイの主張するダンレック山地の分水嶺が一致しない事態が生じ、プレア・ビヒア寺院は正に帰属がはっきりしなかった。 第二次世界大戦後は、タイが自国の警備兵をプレア・ビヒアに常駐させて実効支配していたが、独立後のカンボジアが同寺院の領有権の確認を求めて国際司法裁判所に提訴、1962年の判決で寺院周辺におけるカンボジア側の主権が認められている。タイ側は不満を示しながらも、つい最近まで同判決に従ってきた。
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