リチャード・ポプキンとインテレクチュアル・ヒストリー叢書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 02:07 UTC 版)
「インテレクチュアル・ヒストリー」の記事における「リチャード・ポプキンとインテレクチュアル・ヒストリー叢書」の解説
アメリカの思想史家で初期近代の懐疑主義の伝統の研究で知られるリチャード・ポプキン(英語版)は、哲学・科学などの歴史の背景にあった宗教的な要素を重視して研究を進めた。 ポプキンとその追従者たちは、ブリル社 (Brill) の叢書「インテレクチュアル・ヒストリー研究」(Studies in Intellectual History) を立ち上げた。インテレクチュアル・ヒストリーの歴史において、この叢書は特筆に値する。叢書はポプキンを編集主幹として、1987年の『イザーク・ラ・ペイレール(英語版)』 Isaac La Peyrère (1596-1676) からスタートした。おそらくは「知的伝記」(intellectual biography) のジャンルを意識し、「インテレクチュアル・ヒストリー」という用語を冠した叢書は、当時ほかに類を見なかった。21世紀現在も叢書の刊行は続いており、冊数は数百に及んでいる。
※この「リチャード・ポプキンとインテレクチュアル・ヒストリー叢書」の解説は、「インテレクチュアル・ヒストリー」の解説の一部です。
「リチャード・ポプキンとインテレクチュアル・ヒストリー叢書」を含む「インテレクチュアル・ヒストリー」の記事については、「インテレクチュアル・ヒストリー」の概要を参照ください。
- リチャード・ポプキンとインテレクチュアル・ヒストリー叢書のページへのリンク