歴代芸術監督の実績
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「新国立劇場バレエ団」の記事における「歴代芸術監督の実績」の解説
新国立劇場は、オペラ、舞踊(バレエ・ダンス)、演劇の3部門4ジャンルの公演を行っており、各部門の芸術面での最高責任者として芸術監督を設置している。 舞踊部門の歴代芸術監督は次の通りである。 島田廣(1993年4月 - 1999年6月) 牧阿佐美(1999年7月 - 2010年8月) デヴィッド・ビントレー(2010年9月 - 2014年8月) 大原永子(2014年9月 - 2020年8月) 吉田都(2020年9月 - ) 初代芸術監督である島田廣は、バレエ団の基本方針として、まずは古典バレエの上演を中心に行い、その後徐々に演目の幅を広げていくことを掲げた。これは、オーディションで集められた様々なダンサー達のスタイルを、古典作品の上演を通じて統一していくことを目指したためである。このため、島田の在任中は、開幕公演の『眠れる森の美女』をはじめ、ロシア版の古典作品を中心に上演が行われた。 島田の後を継いだ牧阿佐美は、アシュトン、バランシン、プティ、ドゥアトといった20世紀の著名な振付家の作品の他、牧自身による改訂演出作品も上演し、レパートリーを拡大した。また、牧の在任中の2001年には、後述する新国立劇場バレエ研修所が開設された。 3代目芸術監督となったイギリスの振付家デヴィッド・ビントレーは、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の芸術監督を兼務しながら、自身の振付作品をはじめとする現代作品にレパートリーを広げた。続く大原永子は、古典を中心とした作品選定に路線を変更したが、『ホフマン物語』『不思議の国のアリス』といった現代の振付家による全幕作品の上演にも取り組んだ。
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