武装型の開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 18:27 UTC 版)
「RQ-1 プレデター」の記事における「武装型の開発」の解説
アメリカ空軍とビッグサファリ(アメリカ空軍の研究機関)は、コソボでの活動後、無人機に攻撃能力を持たせる研究をするために主翼の補強、パイロンの追加、レーザー目標指示器の搭載などの改修をおこなったプレデターを用意した。このプレデターは2001年2月21日に3発のヘルファイア対戦車ミサイルの実射テストを行い、標的の停車した戦車に全弾命中させることに成功した。このプレデターにはその後MQ-1Aの名称が付けられた。 2000年からアフガニスタンでプレデターが行った偵察活動の功績を見た当時のCTC(CIA傘下のテロ対策機関)の責任者コファー・ブラックはオサマ・ビンラディン抹殺に武装型プレデターが使えると考え計画を強く後押しするようになった。彼やCIAの圧力でアメリカ空軍の武装型プレデターの開発ペースは大幅に加速されたといわれている。また、その運用はコファー・ブラックが役員を務める民間軍事会社のブラックウォーターUSAも請け負ったとされる。 武装型プレデターのヘルファイアミサイル発射試験は2001年度中に何度か行われており、6月最初の週にはネバダ州の砂漠でビンラディンの住居を模した建物へのミサイル発射実験まで行われていた。
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