正極板
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 02:37 UTC 版)
プランテ式 プランテ式にはチュードル式とクロライド式(マンチェスター式)がある。チュードル式 鉛板に多数の縦溝を切ることで表面積を稼ぎ表面を電解酸化させた極板。1883年にヘンリー・オーウェン・チュードルが発明。 クロライド式(マンチェスター式) 鉛-アンチモン合金に多数の円形の穴をあけて純鉛のリボンを付けてリボン表面を酸化鉛にした極板。1895年にマンチェスターに工場があったクロライド蓄電池会社が製造を開始した方式。 セミプランテ式 純鉛板に疎に溝を切りペーストを充填した極板。 クラッド式 クラッド式にはエボナイト・クラッド、ファイバー・クラッド、ペースト式がある。エボナイト・クラッド 径が10mm程度のエボナイト管に切れ込みを入れて電解液が入るようにし、鉛の心金の周囲に活物質をコートしパイプに充填したもの。 ファイバー・クラッド ガラス繊維やポリエステル繊維などの繊維をチューブ状に編み上げて、その内部に鉛の心金と活物質を充填したもの。 ペースト式 鉛-アンチモン合金の格子枠に活物質を塗り込んで極板にしたもの。
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