欧米諸国との比較と制度の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 14:11 UTC 版)
「生活保護」の記事における「欧米諸国との比較と制度の問題点」の解説
諸問題として生活保護問題が存在する。外国籍の受給率が日本国籍者よりも高いこと、家賃の高い都市部在住者ほど受給率が高いこと、生活保護受給者等就労自立促進事業で被保護者に就労支援をしているが、自立を促す仕組みになっていないことのために受給期間1年で脱却した受給者は毎年1割にも満たない。こうした生活保護脱却率が非常に低い背景には、コンビニ受診・薬の転売・生活保護支給金額と同額になる事態を招いてる医療費無償、家賃無償、社会保険料等の各種免税を前提とした生活に慣れた生活保護依存がある。外国籍への支給自体へも批判がある。さらには生活保護世帯育ちの子女は成人後も生活保護を受ける率が高い問題が指摘されている。現行の受給者への不正調査に関してはマンパワー不足や調査権限の欠如による限界を指摘されている。 2012年(平成24年)の新語・流行語大賞において「ナマポ」(生活保護制度への批判者が用いる蔑称)がノミネート候補に選ばれたが、その後生活保護受給者から差別や悪意の助長のおそれが指摘され、受賞は差別を肯定したという解釈につながると判断し、後に受賞対象外となった。
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