業種に応じたキャッシュレジスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 07:01 UTC 版)
「キャッシュレジスター」の記事における「業種に応じたキャッシュレジスター」の解説
業種に応じた特殊なキャッシュレジスターが導入される例がある。 ハンディレジスター 小型端末にレジスターの機能を搭載したもの。ブティックなどで、店員がレジと客との間を何回も往復することがなくなる。また、車内販売やライブ・イベント物販での導入例もある。 レストラン向けレジ シートキーを採用し、メニュー名の書かれたシートキーを押すと、ワンタッチで商品名や価格が登録される。 発展形として、あらかじめテーブル番号や伝票番号ごとに、注文された商品を登録しておくと、会計時にテーブル番号や伝票番号を入力するだけで合計が計算できるレジスターもあり、さらにオーダリングシステムと連動し、レジへの商品登録が自動的に行われるものもある。 医療機関向けレジスター 診療報酬点数と健康保険種別の打鍵で診察料が計算できるレジスター。法律の改正により、診療報酬の明細を記載した領収書の発行が医療機関に義務づけられたため、これら明細をレシートとして発行できるレジスターも発売されている。なおレセプトコンピュータを導入する病院・診療所も多いが、金銭収受登録機として汎用レジスターを併用している病院・診療所もある。 時間料金計算機能付きレジ 駐車場、ネットカフェなど、時間制料金施設向けのレジスター。利用開始時間などを入力すると、利用時間と利用時間帯や条件(駐車場なら車種、ネットカフェならブース種類など)を元に料金を自動計算する。利用開始時間を記した受付券を発行する機能もある。駐車場向けには、磁気ストライプ入り駐車券を読み取り、入庫時刻を入力しなくても料金計算できる機種もある。日本国内における駐車場向けレジ市場では、駐車場管理システム大手のアマノ(過去には製品名「タイムレジ」を使用していた)や三菱プレシジョンのシェアが高い。 その他 食券などチケット発行機能を持つレジスター 駅精算券発行機 レジスター型の端末だが、ドロワーがないなどの特徴がある。レシート型の精算券を発行できる。神鋼電機(現・シンフォニアテクノロジー)が専用機を発売していたが、汎用型レジスターを使用している駅もある。
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