棲み分けの強化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 00:13 UTC 版)
「2011年のテレビ (日本)」の記事における「棲み分けの強化」の解説
日本放送協会(NHK)では、3波あった衛星波テレビチャンネルを完全デジタル化に伴って2波体制に戻した。一つは、意味付けを多少変えるものの報道・スポーツ主体という基本スタンスは維持した「BS1」。もう一つは、教養・文化を主体とした新チャンネル「BSプレミアム」である。波別の役割分担を明確化したことにより、テレビ完全デジタル化と相まって、NHKは2011年度、近年類を見ない抜本的な改編を行って、アナログ放送終了に備える。またこれにより、旧NHK衛星第2テレビジョンが担ってきた地上波難視聴対策についても、デジタル放送推進協会(Dpa)が行っている“セーフティネット放送”に移譲した。 民放でも、全国放送番組の一部を地上波から衛星波に移す動きが出ている。日本中央競馬会(JRA)は、それまで大都市圏の独立UHF放送局が行っていたレース中継を原則として打ち切り、日本BS放送(BS11デジタル)に移行させる。さらに、地上波の数少ない総合型演歌系音楽番組であった『演歌百撰』(関西放送制作の制作・番組販売)も、この年からサンテレビジョン(SUN)と奈良テレビ放送(TVN)を残して放送を終了した。今後は原則として、2008年4月に放送を開始したBS11デジタルでの放送となる。
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