架空のショルダーウェポン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 07:12 UTC 版)
「コンバット・デルタ」の記事における「架空のショルダーウェポン」の解説
電動ガンシリーズには、“SAS(イギリス陸軍特殊部隊)が採用したH&K G3のCQBモデル”という設定の「G3 SAS」が存在する。この製品はG3を極限まで短縮化したデザインになっており、G3の超短銃身化カスタムモデルであるMC51Kに則ったデザインになっているが、モデル元の実銃と比べるとロアーフレームやトリガーグループが異なる上、コッキングハンドルの作動範囲が非常に短く、実物ならばボルトを十分に後退させられないであろう距離しか移動させられないものになっており、あくまで電動ガンとしてのデザインである。 なお、MC51Kは実際にSASおよびSBSの要請でイギリスのFRオーディナンス(FR ordinance)社がガンスミスのビル・フレミング(Bill Fleming)に依頼して開発したものだが、実射試験で多々の問題を発生させたため、発注元のイギリス軍特殊部隊では採用されなかった。従って上述の設定も架空のものである。 G3 SAS同様の架空の銃と実在の銃の境界上のモデルとして、 SOCOM16をM14ベースで再現したM14 SOCOM 不鮮明な報道写真に写っていた“スペツナズが使用するAK-47を再現した”というAK47ヴェータ・スペツナズ MP5にナイツアーマメント社製のR.A.S.(レイルアダプター・システム)を付けた、MP5 R.A.S. “アメリカ海軍の特殊部隊、SEALチーム6“DEVGRU”が使用するカスタムタイプを再現した”とされているHK416D DEVGRUカスタム がある。 G3 SAS AK47 ヴェータ・スペツナズ SOCOM16の実銃はM14のコマーシャルモデルであるM1Aがベースであり、フルオート機能はない(SOCOMという名称も商品名であり、実際にアメリカ特殊作戦軍(SOCOM)にSOCOM16が採用されているわけではない)。AK47ヴェータも“AK PISTOL”と総称される超短縮モデルは実在するが、実際にスペツナズが使用していたかについての確証はない。MP5 R.A.S.とHK416D DEVGRUカスタムについても、実銃で製品に近似した構成のものを製作することは可能だが、製品そのままのモデルが存在するかについての確証はない。 製品名とされている実銃と外観が異なるものも存在する。ナイツ SR-16カービンをナイツM4 SR-16として販売しているが、東京マルイがモデル化したものは正確には“M4E2”と呼ばれるモデルで、本来のSR-16とは異なる。 エアコッキングガンのVSR-10シリーズは、レミントンM700の面影がレシーバ等に見られるが、全体のデザインはオリジナルとなっている。
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