松井義男とは? わかりやすく解説

松井義男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/14 10:06 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

松井 義男(まつい よしお、1906年4月1日 - 1983年2月26日)は、広島県呉市出身の技術者実業家ダイワ精工創業者。

1923年山陽中学校卒。広島でカメラ店を経営するが上京し1953年、カメラの距離計の製造を主とする「松井製作所」を創業。1955年からは釣り具リールの製造を開始、釣り用品の需要増大に伴い、リールを本格的に生産するため1958年東京都中野区資本金200万円で「大和精工」を設立した。さらにスポーツ用品の製造も開始。1960年、リール生産工場を東京都東久留米市前沢に新設、1962年本社もここへ移転した。

1964年、グラスロッド(ガラス繊維強化プラスチック製の釣り竿)の生産工場を新設、1965年にはオリジナル仕様のダイワブランド・リールを開発、販売を開始した。リール市場では後発であったが、アメリカ市場を中心とした輸出が伸びたため、次いでヨーロッパカナダオーストラリアなど、国内に先駆け海外市場の開拓に注力。1966年、アメリカに現地法人「ダイワ・コーポレーション」設立に続きカナダイギリス合弁会社を、台湾伊藤忠商事との共同出資で会社を設立するなど事業の国際化を推進した。ダイワブランドはアメリカで特に高い評価を受け、品評会での評価は群を抜くものだった。

1969年名前を分かり易く「ダイワ精工」に変更。その後スキーテニス、ウェア部門にも進出し総合スポーツ・レジャー用品メーカーに転化させた。1970年東京証券取引所2部上場1976年1部に指定替えを果たした。1977年には釣り用品の売上高を世界第1位にした。1970年藍綬褒章、1977年勲五等双光旭日章受章。

参考文献

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「松井義男」の関連用語

松井義男のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



松井義男のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの松井義男 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS