東西分割とリーグ優勝決定シリーズ実施
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 01:23 UTC 版)
「1968年のメジャーリーグベースボール」の記事における「東西分割とリーグ優勝決定シリーズ実施」の解説
次に議論になったのは12チームでの試合数と対戦カードの割り振りであった。試合日程の編成が難しいことから、アメリカンリーグは先に地区を東西に分割して156試合制で実施する案を出し、5月18日に12チームを東西2地区に分けることを決定。一方ナショナルリーグは5月28日の会議で地区分割は行わない方針を確認したが、6月26日の両リーグ実行委員会で長時間にわたる折衝の結果ナショナルリーグは地区分割を、アメリカンリーグは現行の162試合制を維持することを認めるという妥協案が成立。そして7月10日にナショナルリーグも12チームを東西2地区に分けることを決定した。これにより同地区のチームとの対戦カードは年間18試合の総当たり(18試合×5チーム)で90試合、他地区との対戦カードは年間12試合の総当たり(12試合×6チーム)で72試合となり、東西分割と162試合制維持という方針が確定した。 両リーグ共にまず地区ごとに順位を決定し、それぞれの地区で優勝したチームが5試合制のリーグチャンピオンシップシリーズに進出、先に3勝したチームがリーグ優勝となりワールドシリーズに進出できることになった。翌年のペナントレースは4月7日に開幕して10月2日終了の26週間(それまでは25週間)、リーグチャンピオンシップシリーズは10月4日、ワールドシリーズは10月11日に開幕と決まり、それまで10月初めに開催されていたワールドシリーズは10月中旬に繰り下げられた。
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