東北電力福島支店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 23:21 UTC 版)
道路拡幅のために社屋の新築移転が行われた。旧社屋は前身の日本発送電に合併する以前の福島電燈の社屋として1927年(昭和2年)に建てられた鉄筋コンクリート2階建ての近代洋風建築であった。また、この地がそれ以前に加賀屋金澤家の邸宅であった頃から、邸宅内の伏見稲荷神社の鎮守の森に植えられていた樹齢100~150年のヤマナシの古木が道路予定地に存在しており、伐採、もしくは移植される計画であった。しかし長年市民に親しまれてきた古木を活かしたまちづくりを福島市が進めたためにそのまま残されることとなり、木の隣には来歴を記した石碑が福島ロータリークラブによって建立された。木を自動車から守る囲いや、歩道に設置された交流電流のサインカーブをモチーフにしたストリートファニチャーに用いられた石材は、旧社屋の石材を東北電力から市が譲り受けたものである。
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