本来の内容と用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 09:17 UTC 版)
「OLE for Process Control」の記事における「本来の内容と用途」の解説
OPC Specification は、OLE、COM、DCOMというマイクロソフトが Microsoft Windows 向けに開発した技術に基づいている。この規格では、プロセス制御やファクトリーオートメーションで相互運用性を確保するためのオブジェクト、インタフェース、メソッドの標準セットを定義している。 OPCはWindowsベースのアプリケーションとプロセス制御ハードウェアをつなぐよう設計されていた。規格には、工場の各種機器からのデータにアクセスする一貫した方法が定義されている。この方法はデータの種類やソースに関わらず同じである。 OPCサーバ(OPCを実装したサーバソフトウェア)は様々なソフトウェアパッケージがプロセス制御機器(PLCやDCS)にアクセスする方法を提供する。従来、あるパッケージがある機器からのデータにアクセスする必要が生じると、特別なインタフェースまたはドライバを書く必要があった。OPCはインタフェースを共通化することで、1度コードを作成したら、それをどんなビジネスでもSCADAでもHMIでも独自ソフトウェアパッケージでも再利用できるようにした。 特定のデバイス向けにOPCサーバを1度開発すると、OPCクライアントとして動作する任意のアプリケーションでそれを再利用できる。OPCサーバはマイクロソフトのOLE技術(あるいはCOM)を使ってクライアントとやりとりする。COM技術は、ソフトウェアアプリケーションとプロセスハードウェアの間でリアルタイムの情報交換を可能にする。
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