有限会社化から5階建て店舗へ(1950-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 19:07 UTC 版)
「和田金」の記事における「有限会社化から5階建て店舗へ(1950-)」の解説
1950年(昭和25年)4月、企業化して「有限会社和田金」となった。1952年(昭和27年)には特別肥育牧場を開いた。この牧場は仕入れた肉牛をすぐ牛肉にしてしまうのではなく、和田金でもう一度肥育するために開設したもので「第二次肥育」と呼んでいた。1964年(昭和39年)には自社牧場の「和田金牧場」を一志郡嬉野町黒野(現・松阪市嬉野黒野町)に開いた。この際、「なぜ地元農家から牛を買わないのか」と農家から迫られたが、牛肉の安定的な仕入れのための「苦渋の決断」として牧場設置に踏み切った。 1987年(昭和62年)、店に隣接する道路の拡幅工事を機に店を建て替え5階建てのビルになった。1991年(平成3年)、松坂屋名古屋店南館10階に和田金直営のすき焼き店を出店、2000年(平成12年)まで営業した。名古屋店は好評を博していたが、良質の肉と人材を確保できないという理由で閉鎖した。2002年(平成14年)に三重ブランドの認定制度が始まると、松阪牛は真珠、伊勢えび、的矢かき、あわびと同時に第1号認定を受け、和田金は松阪牛の認定事業者となった。2010年(平成22年)、自社牧場を株式会社和田金ファームとして分社化した。
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