有意確率 p value
パーセント点も参照のこと。
詳しくは,検定の概念を参照のこと。
有意確率
計算された検定統計量を S0 とし, S0 はある分布に従うことがわかっているとする。
このとき,有意確率 P は,以下のように定義される。
- 片側検定のとき(図 1,2 参照)
P = PU = Pr{ S ≧ S0 }または
P = PL = Pr{ S ≦ S0' }
図 1.片側検定の場合の有意確率
図 2.片側検定の場合の有意確率
- 両側検定のとき(図 3 参照)
P = PU + PL = Pr{ S ≧ S0 }+ Pr{ S ≦ S0' }
統計量の分布が原点対称の場合には,S0' = - S0 なので,
P = Pr{|S|≧|S0|} または
P = 2 × Pr{ S ≧|S0|}
図 3.両側検定の場合の有意確率
有意確率を求めるには,統計数値表を参照することもできるが,正確な値を求めるにはコンピュータを用いる方がよい。
★ 統計学上の分布関数に関する計算
有意確率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/29 08:03 UTC 版)
「コルモゴロフ-スミルノフ検定」の記事における「有意確率」の解説
1標本KS検定では、サンプル数nが十分大きいとき、経験分布Fn(x)が帰無仮説に従う(すなわち、経験分布が帰無仮説で提示された分布F(x)と一致する)と仮定した下での場合の検定量の分布は で与えられる。したがって、有意水準をとするとき、検定量Dnが(ただしはを満たす数)を満たすとき、帰無仮説は棄却され、経験分布Fn(x)は帰無仮説で提示された分布F(x)とは異なることが示唆される。
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