有感地震の増加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 07:22 UTC 版)
1952年に始まった火山活動は主に噴気孔の形成や硫黄の生産量の増加、微小地震の発生であったが、広尾沖地震の発生後には大正火口における落石、噴気温度の上昇、有感地震の発生などがみられるようになった。1か月後の5月31日には有感地震を5回観測し、5月末から6月末までの約1カ月の間に火山性の有感地震を10回観測した。これは2006年までの約60年間の十勝岳の観測記録の中では最多である。旭川地方気象台により発表された有感地震は次の通り: 日付時刻規模震度備考1962年04月23日 14時58分 M 7.1 広尾沖地震 1962年05月31日 02時23分 M 3.3 震度2 1962年05月31日 02時29分 震度1 1962年05月31日 02時32分 震度1 1962年05月31日 04時30分 M 3.6 震度2 1962年06月04日 04時20分 震度1 1962年06月09日 04時20分 震度1 1962年06月09日 19時00分ごろ 不明 火口付近のみ 1962年06月28日 14時23分 震度2 これらの火山活動を経て、1962年6月29日に十勝岳は噴火した。
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