月面での水の発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 04:07 UTC 版)
チャンドラヤーン1号に積まれた装置が月面に大量の水を発見し、月面での水探査は終わるのではないかという観測が宇宙科学者の間に広まった。 宇宙関連のニュースのポータルサイトであるSpace Refのレポートは、NASAが開発したMoon Mineralogy Mapper(M3)によってもたらされたこの発見について、木曜日にNASAの本部で会見が開かれると報じた。 画像分光計M3はチャンドラヤーン1号に積まれた11個の計器のうちの1つで、月面全体の初めての鉱物地図を作ることを目的としていた。 Nature Newsの最近のレポートでは、「詳細なスペクトルの解析によって、月の極地方に水変性した鉱物が大量に見つかった」と報じた。月面には、実は鉱物に閉じ込められているだけではなく、地表の割れ目やもしかしたら地中深くに氷の塊や層がある可能性がある等、色々な形で至る所に存在している可能性が指摘されている。NASAのルナー・リコネサンス・オービターは、広い範囲の水シグナルを検知し、これらのシグナルは月面での居住に重要な役割を持つと報じられている。 インド宇宙研究機関によると、チャンドラヤーン1号の打ち上げ22日後に水の存在を確実とする証拠を掴んだとしているが、公開することは時期尚早だとして拒んでいる。
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