最初の陸軍の反撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 08:59 UTC 版)
「2016年ラタキア攻勢」の記事における「最初の陸軍の反撃」の解説
7月8日、政府軍は反撃を開始し、シリア海兵隊、砂漠の鷹旅団、特殊部隊がキンサバ南の丘の上と近くの村(シリフ)の2ヶ所を襲撃し、政府軍は両方の奪還に成功した。戦闘中、シャム軍団は地元の司令官を含む多くの死傷者を出した。2日後、政府軍はキンサバに向けて新たな攻撃を開始し、周囲の丘を攻撃し、いくつかの陣地を占領した。しかし、その日の終わりまでに反政府勢力は失った陣地を取り戻した。 7月13〜14日の夜、アル=ヌスラ戦線とトルキスタン・イスラム党がカバニ地域で奇襲攻撃を開始し、村の南にあるズワイカト丘陵を占領した。これに対し、ロシア空軍は前進する反政府勢力への攻撃を強化し、政府軍は再編成して反撃を開始した。 7月16日、政府軍はキンサバの南にあるQalat Tubalを奪還し、その日のうちにキンサバ自体を奪還した。キンサバ奪還作戦は全体で12時間に及んだ。その後、周囲の村や丘もすべて陸軍が奪還した。翌日未明、反政府勢力はキンサバに対して反撃を開始し、町を奪還することに成功した。その後、新たな陸軍の攻撃が開始され、7月18日まで戦闘が続き、陸軍が再び町とその周辺の丘や村を支配した。 7月19日、2回目の反政府勢力の反撃が開始され、Qal'at Shalafの陸軍陣地を標的としたアル=ヌスラの自爆テロにより、政府軍はキンサバへの撤退を余儀なくされ、反政府勢力が再び町に進撃した。その後、反政府勢力は再びキンサバを奪還し 、過去72時間で町の支配権が交代するのは4回目となった。その間、キンサバでの戦闘が続いてる時に陸軍はこの地域の他のいくつかの村を奪還した。 7月20日、トルキスタン・イスラム党とアハラ・アル=シャムの支援を受けたアル=ヌスラ戦線がシャラフの村を占領し、親政府勢力が先日奪還したクルド山地の全陣地から彼らを撤退させた。
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