曜堂の周辺人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 15:00 UTC 版)
小泉彩子(こいずみ さいこ) 曜堂の大学時代からの友人。宗教脱会者のための心理カウンセラー。湊と曜堂を引き合わせ、暴力衝動のデプログラミングを依頼した。 性格や仕事へのスタンスは曜堂とは対照的で、ターゲットの苦しみと真っ向から向き合った上で、手厚いカウンセリングを行おうとする。 脱会させた信者に対しては「信仰」という心の支えを失ったことに寛容な態度を示しており、アフターケアにも積極的に取り組む。 その象徴として「逃げ出して楽になるなんてできない」という発言をしている。 それ故に、曜堂が大山をデプログラムした際には「やり方が性急すぎる」として曜堂を一喝。 投げっぱなしで教団を壊滅に追いやられた挙句、それでも信仰に縋らざるを得ない信者たちの今後を案じていた。 職業柄敵対せざるを得ないカルト側には「非暴力、不服従」の態度を一貫しており、信者を脱会させた団体から攻撃を受けることはあっても彩子自身から報復した様子は一切ない。 曜堂の一時引退後もこれらの態度を一切変えることはなく、ストーカー化し自身を狙撃したボウガン男に対しても、ケアを疎かにしてしまったことを謝罪した上で、立場上カウンセラーとしてしか関われないことを説明し、再び彼が自分に依存心を持たないよう説得を試みていた。 曜堂は彼女の身を案じる意味も含めて、こういった彩子のやり方を「ヌルすぎて見ていられない」とかつては批判していたが、暴動事件以降は「他者を許すことができるのが彼女の強み」として見方を軟化させている。 愛車はBMCのミニ。
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