曜変天目茶碗とは? わかりやすく解説

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曜変天目茶碗

読み方:ヨウヘンテンモクチャワン(youhentenmokuchawan)

天目茶碗の一。


曜変天目茶碗

主名称: 曜変天目茶碗
指定番号 129
枝番 00
指定年月日 1953.11.14(昭和28.11.14)
国宝重文区分 国宝
部門種別 工芸品
ト書
員数 1口
時代区分 南宋
年代
検索年代
解説文 南宋作品
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工芸品:  彩絵桧扇  志野茶碗  懸守  曜変天目茶碗  朝鮮鐘  本宮御料古神宝類  柏木兎螺鈿鞍

曜変天目茶碗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/27 06:11 UTC 版)

曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)は、天目茶碗のうち、最上級とされるもの。略して曜変天目と呼ばれることもある。なお、「曜変」は「耀変」と書かれることもある。


注釈

  1. ^ 「能阿相伝集」に「曜変、天下に稀なる物也。薬の色如豹皮建盞の内の上々也」とあり、次いで「君台観左右帳記」の記録で「曜変、建盞の内の無上也、世上になき物也」とある。
  2. ^ けんさん。中国福建省にあった建窯で焼かれた茶碗。
  3. ^ 山崎一雄は「青紫色の光彩は釉上の被膜によって生じた光の干渉色」としている(山崎一雄「曜変天目と油滴天目」『金沢大学考古学紀要』第21巻、金沢大学文学部考古学講座、1994年、 169-172頁、 doi:10.24484/sitereports.118444-45799hdl:2297/2760ISSN 0919-2573)。
  4. ^ 近年では、1990年および2000年東京国立博物館で開催された「日本国宝展」、2017年京都国立博物館で開催された「特別展覧会 国宝」、2019年MIHO MUSEUMで開催された「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋」において展示された。
  5. ^ 小山冨士夫は、『陶磁大系 第38巻 天目』(平凡社1974年)で、国宝3椀に大佛次郎旧蔵のものを加えた四点が「現在わが国にある曜変天目である」とはしながらも、「私見」と断ったうえで、この曜変について「内面に一部曜変があるだけ」としていた。
  6. ^ 西田宏子は、「特徴を厳密に区別すると、国宝の三椀が曜変として分類される」とし、本椀は含まない事を示唆した。(西田宏子・佐藤サアラ『中国の陶磁 第6巻 天目』平凡社、1999年)
  7. ^ 小山と共に曜変天目を研究した山﨑一雄は、大佛次郎旧蔵の曜変天目を、国宝3椀とも普通の油滴天目とも異なる「別種の曜変天目」としている(『古文化財の科学』参照)。
  8. ^ 義政の宝物台帳と言われる「君台観左右帳記」によれば、「地は大変黒く、濃い瑠璃色や淡い瑠璃色の星型の斑点が一面にあって、黄色や白、ごく淡い瑠璃色などが種々混じって、絹のように華やかな釉もある」と記されている。
  9. ^ 「名物目利聞書」に「曜変、稲葉丹州公にあり、東山殿御物は信長公へ伝へ、焼亡せしより、比類品世に屈指数無之なり」とある。

出典

  1. ^ a b c 山崎 1987, pp. 230–243, 「曜変天目」
  2. ^ 『陶磁体系 第8巻 天目』104-108頁
  3. ^ a b c d e f “「曜変天目」器に宇宙を見る”. NHKニュース (日本放送協会). (2013年2月7日). オリジナルの2013年2月7日時点におけるアーカイブ。. https://megalodon.jp/2013-0207-1610-13/www3.nhk.or.jp/news/html/20130207/t10015354641000.html 2013年2月7日閲覧。 
  4. ^ a b 数奇な伝来、存在自体が謎…国宝の名茶器「曜変天目」”. 産経新聞 (2013年1月30日). 2013年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月23日閲覧。
  5. ^ a b 出川 2016.
  6. ^ a b c 2012年11月30日、中日新聞夕刊「謎解けるか曜変天目 中国で初出土 焼成法にも光」
  7. ^ a b 西田宏子・佐藤サアラ『中国の陶磁 第6巻 天目』平凡社、1999年
  8. ^ a b 文化遺産ベータベース
  9. ^ 静嘉堂文庫美術館 Archived 2011年7月26日, at the Wayback Machine.
  10. ^ 曜変天目茶碗 藤田美術館
  11. ^ a b 文化遺産ベータベース
  12. ^ a b 文化遺産データベース
  13. ^ 『NHK 国宝への旅 第2巻』
  14. ^ a b 文化遺産ベータベース
  15. ^ 耀変天目 - 文化遺産オンライン文化庁
  16. ^ 小山冨士夫『天目』平凡社、1974年、p.105
  17. ^ a b c d 小林仁『新発見の杭州出土曜変天目茶碗』(『陶説』716号、2012年11月)
  18. ^ 水上 2013.
  19. ^ 大正名器鑑 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  20. ^ 曜変天目 - 文化遺産オンライン文化庁
  21. ^ “「鑑定団」、曜変天目茶碗に2500万円 「意外と安い」と思われるワケ”. J-CASTニュース. (2016年12月21日). http://www.j-cast.com/2016/12/21286701.html 
  22. ^ 『なんでも鑑定団』で発見された曜変天目茶碗、鑑定額は2,500万円に”. マイナビニュース (2016年12月20日). 2016年12月20日閲覧。
  23. ^ “国宝級の曜変天目茶碗か テレ東の鑑定番組で発見”. 日本経済新聞. (2016年12月20日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20HAU_Q6A221C1000000/ 2016年12月20日閲覧。 
  24. ^ “世界で4つ目の曜変天目茶碗が発見される”. 財経新聞. (2016年12月22日). https://www.zaikei.co.jp/article/20161222/343894.html 
  25. ^ “なんでも鑑定団・国宝級茶碗に陶芸家「どう見てもまがい物」”. NEWSポストセブン. (2017年1月23日). http://www.news-postseven.com/archives/20170123_486322.html 
  26. ^ “なんでも鑑定団・2500万円茶碗に陶芸家が疑問の声上げた理由”. NEWSポストセブン. (2017年1月24日). http://www.news-postseven.com/archives/20170124_486376.html 
  27. ^ “「曜変天目茶碗ではない」陶芸家の長江惣吉氏が訴える なんでも鑑定団に異議”. The Huffington Post. (2017年1月28日). http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/25/nandemo-kantei-dan-youhen-03_n_14381954.html 
  28. ^ “『なんでも鑑定団』国宝級!?茶碗 中国のオバちゃん「作ったのは私」”. FLASH (光文社). 
  29. ^ https://www.youtube.com/watch?v=YySJGCT4lv0
  30. ^ “鑑定団で「2500万円」国宝級お宝は1400円? 国分、困惑「鑑定でそんなミス…」”. スポニチ. (2018年1月17日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/17/kiji/20180117s00041000081000c.html 
  31. ^ “『なんでも鑑定団』国宝級茶碗に中国人が「作ったのは私!」”. Smart FLASH. (2018年2月20日). https://smart-flash.jp/sociopolitics/34411 
  32. ^ 小山冨士夫、山崎一雄「曜変天目の研究」『古文化財の科学』第6号、古文化財科学研究会、1953年、 19-28頁。
  33. ^ ハイビジョンスペシャル 「幻の名碗 曜変天目に挑む」(NHK-BS、2003年)
  34. ^ a b ETV特集 「曜変 - 陶工・魔性の輝きに挑む」(2016年6月11日 NHK Eテレ
  35. ^ “神秘の輝き、再現成功 曜変天目、京焼展最高賞に 陶芸家・土渕さん”. 毎日新聞 (京都). (2020年2月28日) 
  36. ^ “「茶碗の中に小宇宙」曜変天目の再現に挑む、京都の陶芸家、3千-4千通り試作”. 京都新聞. (2020年2月26日). オリジナルの2020年2月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200226171202/https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/169144 


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曜変(燿変)天目茶碗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 06:07 UTC 版)

龍光院 (京都市北区)」の記事における「曜変(燿変)天目茶碗」の解説

中国南宋時代福建省建窯中国語版)の製品。曜変天目茶碗は黒釉の表面大小の斑紋現れ、虹のようにきらめくものである曜変天目遺品きわめて稀少で、世界で日本にのみに伝世し、曜変天目条件厳密に満たすもので完存するのは本碗を含めて国宝3碗のみとされている

※この「曜変(燿変)天目茶碗」の解説は、「龍光院 (京都市北区)」の解説の一部です。
「曜変(燿変)天目茶碗」を含む「龍光院 (京都市北区)」の記事については、「龍光院 (京都市北区)」の概要を参照ください。

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