大正名器鑑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 00:41 UTC 版)
大正から昭和にかけて刊行された茶道具書籍『大正名器鑑』で著者の高橋箒庵は当時「曜変」とされていた6点をあげている。 曜変 大名物 横浜 小野哲郎(現・国宝、静嘉堂文庫蔵) 曜変 大名物 男爵 藤田平太郎(現・国宝、藤田美術館蔵) 曜変 大名物 京都 龍光院(現・国宝、龍光院蔵) 曜変 大名物 侯爵 徳川義親(尾州徳川家所蔵油屋所持曜変天目) 曜変 ___ 伯爵 酒井忠正 曜変 ___ 侯爵 前田利為 高橋箒庵はこの6点を一つ一つ解説しながら、徳川家と酒井家と前田家の天目については「稲葉家若くは水戸家のとは相違せり」、「大体油滴手なれども、内側に小星紋あるに依りて、曜変の部類に加えられたる者なるべし」、「油滴に非ずやと思はれしが(中略)曜変にも亦此種類ある事を会得せり」などの感想を実見記の欄に記している。
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