暗黒舞踏の歴史と舞踏家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:44 UTC 版)
舞踏第一世代 土方巽、大野一雄、伊藤ミカ、石井満隆、麿赤兒、笠井叡、白桃房、和栗由紀夫、大駱駝艦、三上賀代など 叛乱体~衰弱体、大仰なスペクタクル。土方巽直系の様式美。大野一雄と笠井叡は土方とは異なる領域を切り開いた。 また五井輝は己の肉体の極限より、孤高の道を模索するのである。 とりふね舞踏舎の三上賀代は、『器としての身體―土方巽・暗黒舞踏技法へのアプローチ』(1991年出版、お茶の水女子大学修士論文)において、土方巽との稽古の現場から採取した「稽古ノート」を元に土方舞踏を解説した。 舞踏第二世代 山海塾、白虎社、岩名雅紀など 第一世代から日本的な要素を払拭。海外でも積極的に公演。 舞踏第三世代 勅使川原三郎、有科珠々、川村浪子、堀川久子、山田せつ子など 舞踏を意識している、あるいは舞踏出身であるが、舞踏という枠から逸脱。コンテンポラリーダンスの一部として認められる。国際的な活動が特色。 舞踏新世代(第四世代) 吉岡由美子、伊藤キム、河野なつ子、白井剛、鈴木ユキオ、浅井信好、安田理英、ささらほうさらなど 舞踏を消化吸収したコンテンポラリーダンサー。 海外には、SU-EN、リチャード・ハートなど、舞踏第一世代の様式美を受け継いだ者や第二世代の影響下にある舞踏家たちが存在する。 当初欧州では、勅使川原三郎は舞踏家の一人という扱いだった(白塗りしていたためと思われる)。
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