春木屋 (山梨県)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 北緯35度39分26.2秒 東経138度34分21.3秒 / 北緯35.657278度 東経138.572583度座標: 北緯35度39分26.2秒 東経138度34分21.3秒 / 北緯35.657278度 東経138.572583度 |
設立 | 1953年(株式会社として) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4090001001761 |
事業内容 | 日本茶および雛人形の販売 |
代表者 | 代表取締役社長 青柳元章 |
資本金 | 3,000万円 |
売上高 | 非公開 |
従業員数 | 非公開 |
外部リンク | http://www.88ya.co.jp/ |
株式会社春木屋(はるきや)は、山梨県甲府市に本社を置く小売業者である。
日本茶などを販売するお茶の春木屋と雛人形などを販売する人形の春木屋鳳玉を運営している。
沿革
もともとは江戸時代に始まる鰍沢の商店で、塩やたばこを扱っていた。1898年の創業時には人形の製造・販売を行っていた。しかし人形は季節による売上の増減が著しいことから、8代目の経営者が1926年に茶の販売を始め、節句人形と日本茶の2つの看板を掲げる現在の形態が確立された[1]。
2009年には取引先であるJA遠州夢咲とJA掛川市といった静岡県の農業協同組合と協力、山梨県の参加者が静岡県の茶園で新茶の茶摘みを体験できるツアーを実施した[2]。このツアーは翌年[3][4]、翌々年と開かれ[5]、以降はコロナによる中断はあったものの、毎年開かれている。
2011年にはそれまでの中央店を隣接する旧春木屋鳳玉人形店に移設、売場面積を旧店舗の4倍の100㎡に拡大し、名前を「本店」に改めて開店した[6]。
- 1925年2月-茶販売を開始。
- 1953年5月-株式会社化。
- 1971年3月-県外一号店を開店。
- 1972年5月-茶部門の専門工場が完成、操業開始。
- 1995年2月-系列会社として静岡県に有限会社花井原を設立。
主な取り扱い商品
お茶の春木屋
茶自体のほか、関連する商品も販売している。宇治抹茶を用いた生チョコレートを自社工場で手作りし、2006年ごろから限定販売している[7]。2017年には抹茶や山梨県産の果実を使用したジェラート16種類の販売を開始した[8]。チョコレートやジェラートの販売は茶の購入機会の少ない若者の来店を狙ったもので、静岡県でも販売し好評を得ているという[9]。
2016年には、春木屋が販売する南部茶の粉末「そのまま緑茶」にウィスキーを合わせたハイボールを考案、「甲斐の茶 ハイボール」と名付け、新たな飲み方として提案した[10]。2022年、新型コロナウイルスの流行時には、粉末緑茶3万本を県内の宿泊療養施設入所者向けに寄付した[11]。
お人形の春木屋鳳玉
店舗・工場
脚注
- ^ 「やまなし百年企業 春木屋 人形と日本茶」『朝日新聞』2012年3月1日、山梨版、28面。
- ^ 「本場の新茶を満喫 甲府から手摘みに挑戦」『静岡新聞』2009年4月30日、14面。
- ^ 「一面もえぎ色、これが菊川茶 消費者招き手摘み体験 JAと山梨の業者企画」『静岡新聞』2010年4月30日、20面。
- ^ 「山梨から茶摘み120人 Gツーリズムで産地満喫」『日本農業新聞』2010年5月1日、42面。
- ^ 「全国に広めよう 深蒸し菊川茶の魅力」『広報きくがわ』2011年6月、6頁。
- ^ 「春木屋本店開店 自社茶50種扱う」『山梨日日新聞』2011年11月26日、7面。
- ^ 「宇治抹茶使った生チョコいかが 春木屋、自社工場で手作り」『山梨日日新聞』2011年2月5日、6面。
- ^ 「抹茶、県産果実のジェラート16種 春木屋」『山梨日日新聞』2017年8月22日、6面。
- ^ 「ビジネスリーダーに聞く 春木屋(甲府) 青柳元章社長 茶と人形相乗効果狙う」『山梨日日新聞』2023年4月19日、7面。
- ^ 宇賀神将樹「南部茶粉末でハイボール 春木屋とサントリー酒類」『山梨日日新聞』2016年12月23日、7面。
- ^ 「宿泊療養時に活用 粉末緑茶 県に寄付 春木屋が3万本」『山梨日日新聞』2022年4月19日、22面。
外部リンク
- 春木屋 (山梨県)のページへのリンク