春播き栽培
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:09 UTC 版)
品種は7月以降に収穫できる晩生。2月末から3月にビニールハウス内で播種し、育苗する。4月下旬から5月にかけて苗を畑に定植する。定植後1か月ほどは苗の活着に要する。6月から7月中旬にかけては葉の生育が盛んな時期で、その後7月下旬から鱗茎の肥大が始まる。鱗茎の肥大期以降はボトリティス菌、軟腐病菌、ネギアザミウマによる被害を受けやすいため、定期的に農薬による防除を行う。7月から8月にかけ、地上部が倒伏する。倒伏が揃った後、収穫の前には株を土から引き抜くか、根か根を切り離す「根切り」と呼ばれる作業をする。収穫直前に2週間ほど茎葉が枯死するまで畑でそのまま乾かしてから、収穫を行う。収穫後は茎葉が枯死した葉を切り落とし、容器に入れてそのまま乾燥させる。
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