映画『1999年の夏休み』
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「トーマの心臓」の記事における「映画『1999年の夏休み』」の解説
映画『1999年の夏休み』は、『トーマの心臓』を翻案した金子修介監督の青春映画。公開は1988年3月26日。出演者は4人だけで、(公開当時の)近未来を舞台に少女が少年を演じるという大胆な演出がなされている。スタッフロールには萩尾の名も原作名も全くクレジットされていないが、監督は翻案という形で萩尾望都にきちんと製作許可を取っている。製作当初、押井守が監督に「これだけナーバスな映画を撮ってしまってこの後どういうものを撮ろうと思ってるの」「究極の一本を撮って終わりというんじゃないんだからな」と言われたことが映画パンフレットに記されている。なお、角川ルビー文庫からノベライズ版(ただし、エンディグを主として大幅に映画と違いがある)が刊行され、脚本を担当した劇作家の岸田理生が執筆を担当した。 2018年7月28日には、公開30周年を記念してデジタルリマスター版がリバイバル上映された。 監督 - 金子修介 脚本 - 岸田理生 撮影 - 高間賢治 照明 - 安河内央之 音楽 - 中村由利子 製作者 - 岡田裕・岸栄司 プロデューサー - 成田尚哉・肥田光久 ナレーション - 前田昌明 配 役 役 名 役 者声 優各人物が『トーマの心臓』のどの人物に対応するか植村悠宮島依里 宮島依里 トーマ・ヴェルナー 藤原薫宮島依里 高山みなみ エーリク・フリューリンク 島田和彦大寶智子 佐々木望 ユリスモール・バイハン 直人中野みゆき 村田博美 オスカー・ライザー 則夫水原里絵(現・深津絵里) 水原里絵 アンテ・ローエ
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