映像翻訳を取り巻く現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 08:12 UTC 版)
「日本映像翻訳アカデミー」の記事における「映像翻訳を取り巻く現状」の解説
国内の映像翻訳市場は成長を続けている。ハリウッド映画やサッカーのワールドカップなどのスポーツイベント、ニュースやドキュメンタリーなど海外の番組を見ない日はない。インターネットによる視聴も増え、米国で人気のリアリティショー、TEDやMOOC(Massive Open Online Course)などといったビジネスや教育分野も急増しており、翻訳映像コンテンツのジャンルは多様化している。 米国ではインターネットによるビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)サービスでの視聴が急増。ネット配信を手がける米ネットフリックス社の会員数は、2013年10月に全世界で4000万人を突破。2020年3月末の時点で1億8286万人に達した。映像翻訳ニーズは拡大を続けるだろう。 視聴スタイルの変化も激しい。最たる例は、吹き替え音声による視聴の増加。例えば、2014年7月下旬に興行収入250億円を突破した映画『アナと雪の女王』は、吹き替え音声による視聴が約半数を占めると言われる。 5G(第5世代移動通信システム)の商用化スタートに伴い、 2025年までにはSVOD(Subscription Video on Demand=定額制動画配信サービス)の人口は11億人に達すると言われており、利便性の高い吹き替えのニーズは世界で高まり続けている。
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