映像の保存・寄贈状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:52 UTC 版)
「アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険」の記事における「映像の保存・寄贈状況」の解説
当時のアニメはフィルム制作でマスターもフィルムなのが一般的だったが、NHKの自局製作である本作はフィルム制作されたアニメパートと実写パートがテレシネを経たビデオ編集で作品が完成し、ビデオがマスターだった。1970年代末までは放送用のビデオテープ(2インチVTR)が高価だったため、当時のNHKでは放送後のテープを新しい番組に上書きして使用していた。そのため、本作のマスタービデオテープ(ドキュメンタリー部分と組み合わせて音声まで完全パッケージされたもの)は第1話と最終回を除き現存していなかった。 NHKアーカイブスにおいて、現存していない回の録画(エアチェック)の募集が行われ、2019年までには第2回・第33回から第42回(一部欠落回あり)の録画が当時の視聴者から提供された。 2020年には、イタリアでの放送に使われた後、日本に返却された16ミリネガフィルム(映像のみ)とシネテープが、ヨコシネ ディー アイ エーから全話分発見された。そして、2021年には視聴者から提供された録画テープが全話揃った。 「NHK放送史」では第2話のダイジェスト、放送ライブラリーでは第1話が公開されている。
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