明治天皇乙川御野立所碑
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「明治天皇駐蹕御趾」の記事における「明治天皇乙川御野立所碑」の解説
この碑は、昭和9年(1934年)11月1日に、この地が聖蹟地として「史蹟名勝天然記念物保存法」に基づき半田の雁宿御野立所とともに文部大臣から史蹟(跡)指定された(明治天皇聖蹟参照)。碑は昭和10年(1935年)3月に建碑されたものである。 碑の題字は、当時内閣総理大臣であった斎藤実の書である。斎藤は総理大臣を辞した後、内大臣を務めたが、昭和11年(1936年)に起きた二・二六事件で凶弾に斃れた。 昭和25年(1950年)に「文化財保護法」が制定されたことにより「史蹟名勝天然記念物保存法」は廃止になった。だが、「文化財保護法」の附則により、かつて「史蹟名勝天然記念物保存法」によって指定されたものは引き続き「文化財保護法」により指定されたものとみなすことになった。 なお、史蹟指定された時点では、公園中央を通る歩道の南側の土地は明治4年(1871年)に制定された「上知令」により官有地(国有地)とされていたが、戦後に国から返還された。
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