旭川鉄道高架事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 09:44 UTC 版)
「北彩都あさひかわ」の記事における「旭川鉄道高架事業」の解説
旭川駅を中心に限度額立体交差事業により線路を高架化して駅舎を新設する事業。忠別川のある南側に約70 m移設する別線方式を採用し、全国的にも珍しい「川のある駅舎」になった。設計は内藤廣。高架事業は平成10年10月に着工し、地区内にあった車両基地(旭川運転所)を北に約6 km離れた市内の永山に移設することから始まった。移設完了後の平成15年度から高架工事に着手し、高架橋は道路と交差する区間を見直して形状を工夫したほか、富良野線高架橋を周囲の緑や水辺空間と調和する構造に変更するなど景観に配慮した。駅舎外壁は全面ガラス張りで忠別川や市街地を見ることができ、川とまちをつなぐ役割を担っている。駅舎内装は「木のまち旭川」「家具のまち旭川」を意識して道産木材を多用し、コンクリート柱の表面も木目調となっているのが特徴になっている。駅舎全体は幅180 m、奥行60 mの大きな屋根で覆われており、樹林をイメージした20本の柱(四叉柱)で支えて大きな内部空間を演出している。平成23年度に事業完了した。
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