旭川電気軌道による運行開始まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/26 06:21 UTC 版)
「ふらのバス」の記事における「旭川電気軌道による運行開始まで」の解説
富良野におけるバス事業は、吉本自動車が1928年(昭和3年)4月28日より富良野駅前から島ノ下の吉本温泉まで運行したのが始まりとされる。以降、麓郷や布部、別事業者が旭川市とを結ぶ路線を運行したが、北海道庁が1942年(昭和17年)10月12日に発表した北海道における旅客自動車運輸事業統合要綱(いわゆる戦時統合)により道北乗合自動車(現在の道北バス)へ統合された。富良野営業所が設置されたが、運行実績が無いまま終戦を迎えた。 戦後、富良野営業所自体は存在するがバスの運行は再開されず空白期間が生じた。1952年(昭和27年)になり分離・独立の動きが活発化し旭川電気軌道へバス事業の一部譲渡が行われたが、営業所は旭川電気軌道の管轄としてバス路線が再開されることになった。同年6月12日より旭川電気軌道富良野営業所として、富良野町および周辺町村で営業が行われることとなった。なお、空白期間中の1947年(昭和22年)に町が国鉄バスに対して富良野から麓郷、東山を経て下金山とを結ぶ路線を陳情したが運行するには至らなかった。
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