旧4歳時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 06:10 UTC 版)
4歳になっても勢いが止まる事無く連勝を続け、迎えた福山ダービーも圧勝で制した。こうして文句無しの成績で兵庫県園田競馬場で行われた楠賞全日本アラブ優駿に出走。本馬が出走するとなり、新聞紙面で「瀬戸内の怪物」と称されるなど、その強さはこの時点で福山だけでなく全国に知れ渡っていた。レースは2周目向正面で後の大井3冠馬タイヨウペガサスとともに早々と馬群から抜け出し、3~4コーナーからは完全にタイヨウペガサスとのマッチレースに。しかし必死に追うタイヨウペガサスとは裏腹に、最後までステッキを使うことなく残り100m辺りでリードを拡げ完勝。福山所属馬ではヒダカセイユウ以来2頭目となる楠賞制覇を、デビューから13連勝で成し遂げた。 凱旋出走となった福山A1では軽馬場を利して逃げたフロルアキングを交わせず初の2着となるも、その後は順調に勝ち続け、古馬混合重賞金杯を制するなど、福山オープンクラス相手にも楽勝するようになり、福山クラシックでも旧3歳時に詰め寄られたニシフジパワアに大差をつけるようになっていた。 福山で敵無しになったローゼンホーマは大井競馬場にて行われる全日本アラブ大賞典に出走した。レースは、広いコースに乗り慣れていなかった鞍上の那俄性が、3コーナー手前で早仕掛け(福山では通例)したこともあり、最後はノムラダイオーに突き放され、生涯最大着差となる0.4秒差の2着に敗れた。その約2週間後、福山クラシック3冠目のアラブ王冠を8馬身差で制し福山3冠馬となった。この年は15戦13勝2着2回と素晴らしい成績で終えた。
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