日本軍による米軍への「置き土産」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 07:36 UTC 版)
「キスカ島撤退作戦」の記事における「日本軍による米軍への「置き土産」」の解説
日本軍の軍医は、上陸するであろう米軍へのいたずらとして『ペスト患者収容所』と書かれた立て看板を兵舎前に残して行った。語学将校として従軍していたドナルド・キーンがこれを翻訳すると上陸部隊は一時パニック状態に陥り、大量のペスト用血清を要請する電文がサンフランシスコに向けて急遽打たれた。 地下司令部には、星条旗で仕立てた座布団がテーブルの周りに敷かれ、黒板には「おまえたちは、ルーズヴェルトの馬鹿げた命令に踊らされている」と書かれていた。 また、日本によるキスカ島占領中に撃墜された米軍爆撃機のパイロットたちの遺体は丁重に葬られており、木製の墓標に「祖国のため青春と幸せを失った空の勇士、ここに眠る。日本陸軍」と墨のようなもので記されていた。
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