日本密教における「密教の教主」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 14:15 UTC 版)
「即身成仏」の記事における「日本密教における「密教の教主」」の解説
仏が描かれた曼荼羅を用いて修法を行ずることは、日本密教における即身成仏するための修行の一つである。大日如来以外の仏を観想する場合の修法は「別尊法」という。 大乗仏教の仏だけでなくヒンドゥー教の神々なども「仏」として密教に取り込まれたため、様々な仏を本尊とする修法が存在する。高野山などの真言密教の寺院で結縁灌頂を行なった際は、すべての仏が大日如来の一面であるという教義にのっとり、全員が大日如来の上に落ち、大日如来がご本尊と言うことになる。 中期密教が主体となる日本の密教と、後期密教が主体となるチベットの密教では、含まれる仏の種類が異なっており、日本には伝わらない仏がいる[要出典]。日本の密教とは違うチベット密教の特徴として特にあげられるのが「タントラ」をよりどころとするタントリズムで、性的な修法を通じた聖俗一致などが有名である。
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