日本卓球とは? わかりやすく解説

日本卓球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/14 06:55 UTC 版)

日本卓球株式会社
NIPPON TAKKYU Co.,Ltd.
種類 株式会社
略称 Nittaku(ニッタク)
本社所在地 日本
101-0024
東京都千代田区神田和泉町1-2-8
設立 1947年7月15日
業種 その他製品
法人番号 5010001114074
事業内容 卓球用品製造販売
代表者 代表取締役社長 北岡功
資本金 9,600万円
従業員数 100名
外部リンク https://www.nittaku.com/
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日本卓球株式会社(にっぽんたっきゅう)は、日本大手の卓球用品メーカー。略称・ブランド名はNittaku(ニッタク)。本社敷地内にニッタク卓球道場がある。

概要

1920年(大正9年)前身となる『ハーター商会』として創業。1947年(昭和22年)7月に、日本卓球株式会社を設立し卓球専門メーカーとして事業を開始。国内で唯一国際卓球連盟公認球を製造するメーカーである。国内で最も古い卓球専門雑誌「月刊誌ニッタクニュース」の発行元としても知られる。また、中国上海紅双喜股份有限公司と業務提携しており、同社のキョウヒョウ、テンキョクといったラバーの販売を行っている。

男子の有力選手を多くアドバイザーとして抱えるバタフライと比べ、アドバイザーには石川佳純伊藤美誠など女子の有力選手が多い。

沿革

  • 1920年(大正9年)9月 初代社長向原関一が「ハーター商会」として創業
  • 1947年(昭和22年)7月 日本卓球株式会社設立
  • 1971年(昭和46年)「ニッタク3スター球」が初めて世界選手権大会の使用球に選ばれる
  • 1974年(昭和49年)2代目社長に向原一雄が就任
  • 1992年(平成4年)初めてオリンピックの使用球に選ばれる
  • 2000年(平成12年)3代目社長に北岡功が就任
  • 2001年(平成13年)茨城県古河市に物流センターを開設

アドバイザリースタッフ

選手

アドバイザー

世界選手権やオリンピックでの使用球

ニッタクブランドの卓球ボールは以下の大会で使用された。

第31回(1971年) 名古屋(日本)[1]
第33回(1975年) カルカッタ(インド
第35回(1979年) ピョンヤン(北朝鮮
第36回(1981年) ノビザド(ユーゴスラビア
第37回(1983年) 東京(日本)
第38回(1985年) イエテボリ(スウェーデン
第39回(1987年) ニューデリー(インド)
第41回(1991年) 千葉(日本)
第42回(1993年) イエテボリ(スウェーデン)
第44回(1997年) マンチェスター(イギリス
第46回(2001年) 大阪(日本)
第47回(2004年) ドーハ(カタール
第48回(2005年) 上海(中国)
第54回(2017年) デュッセルドルフ(ドイツ
バルセロナオリンピック(1992年)[1]
アトランタオリンピック(1996年)[1]
ロンドンオリンピック(2012年)[1]

代表的なラバー

日本製、ドイツ製、中国製とラインナップが豊富なのが特徴で、現在は独自のIEラバーとテンション系が主力となっている。

IEラバー
合成ゴム比率を上げることにより高弾性を実現したラバーであり、同社ではテンション系には分類していない。レナノスシリーズ、ハモンドシリーズがこれにあたる。
ACラバー
IEラバーに続いてニッタクが開発したラバー。天然ゴム比率を上げることにより、高いグリップ性能と長寿命を実現している。
テンション系ラバー
すべてドイツ製。ナルクロスシリーズ、モリストシリーズがこれにあたる。
紅双喜シリーズ
中国の紅双喜と業務提携している関係で、紅双喜ラバーを販売している。ニッタクが販売しているものは輸入用に分類されている。また、日本製スポンジを組み合わせたプロシリーズもある。キョウヒョウシリーズ、テンキョクシリーズがこれにあたる。

代表的なラケット

  • アコースティックシリーズ(5枚合板)

弦楽器製法という、ニッタク独自の製法でつくられている。トップ選手も多い。

  • 剛力シリーズ(7枚合板)

作馬六郎が監修したもの。裏面には異質ラバーを貼ることが想定されており、安定したブロックと力強いスマッシュが打てる。

  • ラティカシリーズ(5枚合板)

ブロックやドライブ、スマッシュなどの安定性がとても高い。どんなラバーを貼っても相性が良く、非常にバランスがとれている。

テレビ番組

  • ひるぶら「五輪で跳ねろ! 卓球支える舞台裏〜茨城・古河市〜」(2016年10月10日、NHK)- ニッタクのボール工場から生中継[2]
  • 日経プラス10 ニッタク古河工場に迫る!(2020年11月13日、BSテレ東)[3]
  • あさイチ ニッタクボール工場から生中継!(2022年5月11日、NHK)- ニッタクボール工場から生中継[4]

脚注

  1. ^ a b c d 五輪支える日本のピンポン球メーカー 100分の1mm単位で選別”. NEWSポストセブン (2012年8月3日). 2012年8月3日閲覧。
  2. ^ 五輪で跳ねろ!卓球支える舞台裏~茨城・古河市~ - NHKアーカイブス 2016年10月10日
  3. ^ ニッタク古河工場に迫る! - Nittaku 2020年11月13日
  4. ^ ニッタクボール工場から生中継! - Nittaku 2022年5月10日

外部リンク


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