日本における美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:39 UTC 版)
美術品の展覧という意味では、古くから社寺が所蔵する宝物が定期的に「開帳」される習慣があり、これが庶民の美術品観覧の場となっていた。 明治維新後、美術品を一般人に対して公開するという行事は1872年に東京の湯島聖堂で文部省博物館主催の湯島聖堂博覧会における美術工芸品の展示が初めてとされる。1877年の第1回内国勧業博覧会では美術館と称する部門があった。この展示が後に帝室博物館となった。 明治後期に至り、1895年開館の奈良国立博物館、1897年開館の京都国立博物館で美術品展示が行われた。「1917年」に東京虎ノ門に日本で民間初の私設美術館、「大倉集古館」が開館しました。1930年に岡山県倉敷市で民間が開設した大原美術館は、西洋近代美術を展示する日本初の美術館である。1951年開館の神奈川県立近代美術館は近代美術を展示する公立としては最初の美術館で、1952年開館の東京国立近代美術館は近代美術を展示する最初の国立美術館である。 1952年には全国美術館会議が設立され、2017年時点で国公立・私設含めて386館が加盟している。
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