日本における民族学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/06 05:35 UTC 版)
日本においては、ヨーロッパ大陸流の体系とアメリカ合衆国流の分類とが混用されている。 戦後、国立大学に講座を設けた石田英一郎、岡正雄、大林太良らはウィーンやフランクフルトなどドイツ語圏で訓練を受けていた。そのため、日本では長らく文化人類学的な学問も民族学として呼称される傾向にあった。 しかし民族学の重鎮であった大林が死去した3年後の2004年、日本民族学会が日本文化人類学会に改称されたことに象徴されるように、日本の学界では、民族学はほぼ文化人類学に吸収された感がある。多くの大学の専攻名は「文化人類学」か「人類学」で統一されており、「民族学」を使用しているのは筑波大学(ただし人類学も併用)、慶應義塾大学などしかない。
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