日本とISA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 23:36 UTC 版)
日本とISAの関係は古く、特に1990年代に大きく関係が発展した。これはイェール大学で助教授を経て日本に戻った佐藤英夫(筑波大学元教授)の役割が大きい。日本からは、Governing Council のメンバーに、佐藤英夫(筑波大学)、猪口孝(東京大学)、羽場久美子(法政大学)が選ばれている。Amitav Acharya会長がGlobal South を強調し、アジア・アフリカへのシフトを拡大する中で、羽場久美子(青山学院大学)は、2016-17年の副会長に選出されている。 その後羽場は、アジア太平洋地域の副会長、会長にも選出されている。現在、片田さおり(南カリフォルニア大学)が副会長に選出されている。 日本では、日本国際政治学会(JAIR)の40周年年次大会(1997年、佐藤英夫・鴨武彦理事長)の時に、ISAとともに大きな共同大会を開催した。しかし、以後は日本とのそうした共同大会は開催されていない。 現在も、ISA(世界国際関係学会)は、IPSA(世界政治学会)と並んで、政治学・国際政治学の世界最大の組織であり、若手研究者が就職前後に国際学会での報告を積み重ね、論文を雑誌に掲載する登竜門であり、また中堅、壮年、大家にとっても世界の研究者と結び、世界最先端の研究成果をそれぞれの分野で、吸収し、知己と知識を拡大するアリーナとなっている。
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