日本とJカーブ効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 04:49 UTC 版)
「Jカーブ効果 (経済学)」の記事における「日本とJカーブ効果」の解説
日本では、2012年末より、1ドル100円前後という比較的円安の水準で安定的に為替レートが推移した。ところが、日本の貿易収支の赤字は改善されず、むしろ悪化したが、これはJカーブ効果なのではないかという指摘があった。しかし、その後も貿易収支に改善の兆しが見えないため、むしろこれは日本製品の国際競争力の低下が根本的な原因なのではないかとも言われる。 2014年1月31日、日本の経済再生担当相である甘利明は、予想されたようなJカーブ効果、すなわち貿易収支の黒字化が達成されない理由について、1)新興国経済の失速で輸出が伸びない、2)企業が海外で価格を下げずに利益を確保していること、3)生産拠点が海外に移転していること、の3点があると述べている。
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