新居信正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 05:13 UTC 版)
(にいのぶまさ)(1933-2011)は徳島県の小学校教師。数学教育協議会と仮説実験授業研究会で活動し、特に分数の教え方について研究し、仮説実験授業研究会で水道方式の理論を用いた分数の授業書を発表した。新居が授業書を開発した動機として当時の教育研究環境について「教育研究が研究の名に値する最低の資料を揃えて実践を示しても、内容を検討しようともせず、ましてや己の実践を対置せず、色眼鏡をかけてレッテルだけを貼りたがる因習的官許数学教育の自称ベテランたちに、一発クサビを打ちこんでおきたかった」「〈日教組教研〉とか〈数教協〉とか、「タイル」とかきけば、とたんに色眼鏡をかけたがる教育界の体質は低俗というほかない。教育研究活動の決着を、理論と実践でケリをつけようとせず、レッテルですまそうとする精神構造こそ、何をかいわんやである」と書いている 主な著書 『つるかめ算 : 楽しい文章題への道 方程式入門』仮説社、1983.8 『また女の先生か』昌平社出版、1976 『小学校の現場から』フレーベル館、1980 『あとにムナシサだけが残る実践からの訣別』 仮説実験授業ガリ本図書館 編、キリン館、1993.3 荒井公毅と共著 『均等分布と1あたり (国土社の算数えほん ; 6』、国土社、1993.3 『国土社の算数えほん<割合> 1 (割合っておもしろい)』、国土社、1990.4 『国土社の算数えほん<割合> 2 (割合をとく)』国土社、1990.4 『国土社の算数えほん<分数> 1 (分数ってなんだ!)』国土社, 1989.9 『国土社の算数えほん<分数> 2 (分数たす・ひく)』国土社、1989.10 『国土社の算数えほん<分数> 3 (分数かける・わる)』国土社、1989.9 共著 『分数ものがたり (算数と理科の本)』銀林浩・新居信正 文、村田道紀 絵、岩波書店、1981.6
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