つるかめ算とは? わかりやすく解説

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つるかめ算

つるかめ算(つるかめざん)とは、未知の数を求めるための算数の手法である。この手法は、2つ異なグループ混在している状況用いられそれぞれのグループ個体が持つ特性(例:足の数や頭の数)の合計から、各グループ個体数求める。つるかめ算の名前は、亀と鶴の足の数を用いて個体数求め問題から来ている。

つるかめ‐ざん【鶴亀算】

読み方:つるかめざん

算数で、鶴と亀との合計頭数とその足の合計数を与えてそれぞれの数を求める類の問題


つるかめ算

つるとかめのように、足の数がことなるものがいて、足の数の合計頭数合計わかっているとき、それぞれの頭数求め問題

例題

100円ノート120円のノートあわせて24冊(さつ)買って2600円はらいました

それぞれ何冊ずつ買いましたか。

解法

[数式]

100円ノートだけを24冊買うとすると、
100×242400(円)・・・水色面積
はらった金額との差は、26002400200(円)・・・黄色面積
黄色部分の横の長さは、200÷(120100)=10(冊)・・・120円のノート
241014(冊)・・・100円ノート

参考

鶴亀算

(つるかめ算 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 05:57 UTC 版)

鶴亀算(つるかめざん)とは、算数におけるある種の文章題の解き方で、ツルカメの頭数の合計と足の数の合計から、ツルとカメそれぞれの頭数を求める問題である。

鶴亀算における合計についての仮定を個数で割ることより、鶴亀算は平均算の一種である。さらに、平均算は消去算の特別な場合である。消去算は、中学校数学で履修する連立1次方程式そのものである。算数、特に中学受験では、消去法などを駆使せずに、面積図または弁償算で解くのが通例である。

歴史

中国の数学書『孫子算経』にある「雉兎同籠」が始まりとされる。それが江戸時代の本『算法点竄指南録』(坂部広胖著)でおめでたい動物とされるツルとカメに置き換えられて、この名前になった[1]

解法

この解法では問題の例としてツルとカメ合計8匹、ツルとカメの足の本数の合計を26本とする。

一般的な解法

まず示された頭数すべてがツルであると仮定した場合の足の数を求め、そこから実際の足の数との差を計算し、その差をもとにカメの数を導き出す。

  1. 8匹すべてがツルであるとすると、足の数は全部で2×8=16本となる。
  2. これは実際の本数に比べて26-16=10本少ない。
  3. この10本の差を、ツルとカメを交換する操作によって補う(つまり、ツルを一羽ずつ減らし、カメを一匹ずつ増やしていく)。この操作を行う度に、ツルとカメの足の本数の差つまり4-2=2本ずつ、足の数が増える操作をすればいい。
  4. 10本の差を埋めるには、10÷2=5回この操作をすればよい。
  5. すると8匹のうち5匹がカメに置き換わり、ツルは8-5=3匹が残る。
  6. したがって、ツルは3匹、カメは5匹となる。

面積図を用いた解法

面積図

この問題は「長方形の面積が、たてとよこの積である」ということを利用して、面積図を使っても解く事ができる[2]

縦を1匹の足の数、横を頭数、面積を足の数とする。

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