文化とエピソードとは? わかりやすく解説

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文化とエピソード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:43 UTC 版)

イチジク」の記事における「文化とエピソード」の解説

旧約聖書』の創世記3章7節)に「エデンの園禁断の果実食べたアダムとイヴは、自分たちが裸であることに気づいていちじくの葉作った腰ミノを身につけた」と記されている。 また、新約聖書』のルカによる福音書13章6〜9節)でキリストは、実がならないイチジクの木を切り倒すではなく、実るように世話をし肥料与えて育てるというたとえ話語っている(実のならないいちじくの木のたとえ)。一方でマルコによる福音書11章12節〜)では、旅の途中イチジクの木を見つけた空腹キリストがその木にまだ実がなっていないのに腹を立て呪いの言葉述べると翌日その木が枯れていたというエピソードがある。 その他にイチジク聖書の中でイスラエル、または、再臨終末のたとえと関連してしばしば登場するイチジクバラモン教ではヴィシュヌ神古代ギリシャではディオニュソスへの供物であり、ローマ建国神話ロムルスとレムスイチジク木陰生まれたとされている。他の民族でもイチジク生命力知識、自然の再生豊かさなどの象徴とされている。イチジクを摘むと花柄からラテックス呼ばれる樹液滴る。この樹液母乳精液なぞらえられ、アフリカの女性の間では不妊治療乳汁分泌促進効果がある塗油として使われてきた。 古代ローマ政治家大カトは、第一次第二次ポエニ戦争戦った敵であるカルタゴを滅ぼす必要性説くため、演説の中でカルタゴ産のイチジクの実を用いた伝えられるイチジク流通乾燥品が中心であった当時において、カルタゴから運ばれイチジク生食できるほど新鮮であることを示しカルタゴ脅威身近にあることをアピールしたのだという。 聖書創世記エピソードから転じて、英語などで「イチジクの葉」(fig leaf)が「隠したいことを覆い隠すもの」という比喩表現として用いられるまた、中世には、彫刻絵画性器露出されている部分イチジクの葉覆い隠すイチジクの葉運動が行われた。

※この「文化とエピソード」の解説は、「イチジク」の解説の一部です。
「文化とエピソード」を含む「イチジク」の記事については、「イチジク」の概要を参照ください。

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