教義・解釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:34 UTC 版)
東密・台密ともに、大日如来が方便のため、権現として毘那夜迦天になったと解釈されている。欲望を抑えきれない類の衆生に対して、まずは願望を成就させてあげることで心を静めさせて仏法へ心を向かわせる。訳経僧不空の弟子に当たる唐の含光法師は、その著述で「聖天の利生方便は自余の仏神を超過し、二世の悉地を得ること、この尊に如くはなし。」と讃嘆している。 含光記『毘那夜迦誐那鉢底瑜伽悉地品秘要』(以下『瑜伽悉地品秘要』)では、器に非ざる者には妄りに伝授してはならず、器に撰ばれざる人物は障難が有り、智者は迦誐那鉢底の法を修めて速やかに悉地(siddhi、成就)を得ると説かれている。
※この「教義・解釈」の解説は、「歓喜天」の解説の一部です。
「教義・解釈」を含む「歓喜天」の記事については、「歓喜天」の概要を参照ください。
- 教義・解釈のページへのリンク