政界進出・下院議員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:46 UTC 版)
「ロジャー・ウィッカー」の記事における「政界進出・下院議員」の解説
1986年に実施されたミシシッピ州議会上院の選挙に出馬・当選を果たし、本格的に政界に進出する。州議会上院議員2期目の1994年には、当時の下院共和党院内幹事だったニュート・ギングリッチが掲げた保守革命・「アメリカとの契約(Contract with America)」を支持し、同年11月の中間選挙にミシシッピ第1区から出馬・当選を果たす。このミシシッピ州第1区の議席は、ウィッカーが高校時代にペイジを務めたこともあるジェイミー・ウィッテン下院議員が、1972年の選挙で同州第2区から選挙区替えして以降22年間にわたって守ってきた議席であったが、ウィッテン議員が94年の選挙には出馬せず引退したことで、共和党ではウィッカー含め6人が、民主党でも3人が予備選に乱立する混戦となっていた。この時の予備選でウィッカーは、まず第1回投票で27%の票を獲得してトップとなり、次の決選投票では同州選出のサッド・コクラン上院議員の補佐官だったグラント・フォックス(Grant Fox)を53%の票を獲得して破り、正式に共和党の候補者に選出された。また本選挙では、民主党候補のビル・ウィーラー(Bill Wheeler)州議会下院議員を得票率にして63%対37 %の大差で下している。ミシシッピ州第1区において共和党の下院議員が誕生したのは、レコンストラクション直後の1870年に当選したジョージ・E・ハリス以来のことであり、ハリスは1873年に辞職しているため、およそ122年ぶりの快挙となった。 当選後は通算7期14年にわたって下院議員を務める。当選直後には、同じ1994年の中間選挙で初当選した共和党議員で構成される議員会の会長を務めた。また、委員会活動では前任者であるウィッテン議員と同じ歳出委員会に所属、歳出委員会の中では特に軍事施設建設・退役軍人問題及び関連機関に関する歳出小委員会のメンバーとして活動した。
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