放送延期について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 02:13 UTC 版)
本作の放送が延期した理由として、本作の制作後にufotableを退社した監督の平尾は、2021年のインタビューで自身が担当していた「脚本の遅れ」が根本の原因であったことを述べている。本作は「主人公が不在のゲーム作品のアニメ化」となり、「テーマをどうするか」について模索していた。しかし、締め切りまでに脚本は完成せず、最終的に「命のバトンを繋いでいく物語」というテーマにたどり着き、平尾が全話数の脚本を完成させた時には既に放送開始目前だったという。これに加え、平尾は監督・音響監督・ほぼ全話数の脚本のほかにも全話数の絵コンテを一人で担当しており、さらに、「人がガンダムを持って戦っているようなもの」と揶揄された神機の手描き作画の労力も合わさり、クオリティを落とさないために最終的に放送を10話以降延期せざるを得ない状況となる。 これらの制作遅れの結果、本作の制作終了を機に平尾はufotableを退社しフリーとして活動を開始。『GOD EATER』IPプロデューサーである富澤は、本作の完成後もufotableとは、『GOD EATER』シリーズや同開発チームの別IPコンテンツ、富澤が本作とは別に総合IPプロデューサーを務める作品などのアニメーション制作を依頼するなど同社と関係を続けつつ、平尾個人とも再び一緒に仕事をしたいと考えていた。そんな時、富澤が平尾に「アニメーションを手掛けてほしい」と依頼した作品が2021年に公開された映画『映画大好きポンポさん』である。
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