放送基準・性表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 19:26 UTC 版)
日本民間放送連盟による性表現(11章)の放送基準では、以下の通りである。 性に関する事柄は、視聴者に困惑・嫌悪の感じを抱かせないように注意する。 性感染症や生理衛生に関する事柄は、医学上、衛生学上、正しい知識に基づいて取り扱わなければならない。 一般作品はもちろんのこと、たとえ芸術作品でも過度に官能的刺激を与えないように注意する。 性的犯罪や変態性欲・性的倒錯を表現する場合は、過度に刺激的であってはならない。 性的少数者を取り上げる場合は、その人権に十分配慮する。 全裸は原則として取り扱わない。肉体の一部を表現する時は、下品・卑わいの感を与えないように特に注意する。 出演者の言葉・動作・姿勢・衣装などによって、卑わいな感じを与えないように注意する。 民放各局はこの基準に準じて番組を制作しなければならないという規制がある。 基本的にテレビで裸(胸・尻・足など肉体の一部露出)がダメという規則はなく、あくまでテレビ局それぞれの自主的な判断に任されている。ただ昨今の風潮からドラマや映画作品などではOKだがバラエティ番組ではNGという傾向がある。 例えばドラマや映画の場合は、芸術性や露出の必然性を認めての判断で放送されることもあるが、お笑いやバラエティで女性の裸を放送すると、性を売り物や笑いモノにしているといった批判がドラマ等に比べてされやすいという実情があり、近年では男性の裸も批判される事例も増えている。しかし絶対的な基準ではないため、テレビ局や番組、または放送内容によってはあえて隠さないでそのまま放送するような例もある。
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