放送された経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:31 UTC 版)
1996年10月、福岡の民放テレビ局であるTXN九州(現・TVQ九州放送)が、開局5周年を記念し、韓国文化放送(MBC)の現地では「ミニシリーズ」と呼ばれるドラマを3作品放送したことがある。その当時はまだ一部のファンだけが見るという状態で、視聴率もあまり良くなかったが、それらの作品にはチェ・スジョン、ハン・ソッキュ、キム・ヘスといった、現代韓国芸能界を支える中核の俳優が出演していた。その中からハン・ソッキュが映画『シュリ』の大ヒットで、日本全国に知られるようになったことから、KNTVなどの衛星放送の朝鮮語チャンネルで、多くの作品が放送されるようになった。 2003年4月~9月、NHKBS2での好評を受け、2004年4月~、NHK総合が放送した「冬のソナタ」のブームによって、放送作品数・放送を行う局が一気に増えた。 2000年代後半から2010年代初めにかけて、前述の「冬のソナタ」人気や放送権料の安さなどから地上波・BS放送局が韓国ドラマをこぞって放送した。しかし2011年にはインターネット上でテレビ局の韓流偏重に大きな批判も寄せられるようになり(2011年のフジテレビ騒動を参照)、2011年8月29日には、自民党の片山さつき議員が、広瀬道貞民放連会長に対して、東日本大震災後、地上波の昼間の時間に韓流ドラマが増えていることに関して考慮するよう同党総務部会で要請した。 「日刊ゲンダイ」によれば、2012年夏には竹島問題が過熱したことが一因となり視聴者の韓流離れが進んだとされる。 「韓流」も参照
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