攪拌方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 07:59 UTC 版)
攪拌方式には、開放型攪拌方式と密閉型攪拌方式の二つがある。 開放型攪拌方式 - 自動化された機械によって堆肥原料の攪拌を行い、酸素を供給する。通気機能があるものとないものがある。機械のタイプにより、ロータリー式、スクープ式、クレーン式、スクリュー・オーガ式、自走式などがある。 密閉型攪拌方式 - 密閉型攪拌方式には、縦型と横型の二つがある。両タイプともに、設置面積が小さくても済み、加熱機能がある施設もある。縦型は断熱材で覆われた円筒系の発酵槽を縦置きにした形である。堆肥原料は槽の上部から投入し、内部にある攪拌羽根で攪拌される。また、通常攪拌羽根には送気孔が備わっており、攪拌と同時に通気を行うことができる。攪拌された堆肥化が行われた堆肥原料は、反応槽の下部からに取り出す。一般的に、処理日数が2週間程度と短期なため二次発酵が不可欠である。横型はロータリーキルン式とも呼ばれる。断熱材で覆われた円筒系の発酵槽を傾斜をつけて横にしたものである。攪拌は、発酵槽自体を回転と内部の固定攪拌羽根によって行う。逆に、発酵槽が固定され、内部の攪拌羽根が回転するタイプのものもある。傾斜を変えることによって発酵期間を変えることができる。 ロータリー式
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